昨今さまざまな金融商品、投資商品がある中でこれから投資を始めようとされる方が安全かつ安心して投資を続けて行くために、まず初めに抑えておきたいポイントです。
1.元本2倍はいつ達成できるのかを予測する
投資を始めるにあたって、いつ幾らになるのかを事前に把握しておくことは最重要です。いつ幾らになるのかも知らないままダラダラと投資を続けても続かなくなります。
元本が2倍になるまでの期間を知るために持ちる計算は「72の法則」です。
72の法則とは、複利運用において、元本が2倍になるまでのおおよその期間を簡単に計算するための法則です。具体的には、「72 ÷ 金利(年利) ≒ 元本が2倍になるまでの年数」という計算式で求められます。
例えば、年利3%で運用した場合、72 ÷ 3 = 24となり、約24年で元本が2倍になるということがわかります。
「えぇっ 元本2倍になるまで24年もかかるの???と思われましたよね。」
その通りです。年利3%での運用では元本2倍達成までには計算上24年もかかるのです。
では、銀行の預金金利で考えてみると、
いかがでしょうか、たとえ3,000万円以上の定期預金であっても年利率0.4%です。72÷0.4=180
元本が2倍になるまでには180年もかかります。
3%の24年の方が現実的ですね。...
では24年をもっと短くするには・・・・・・
と考えた際に年利率3%以上の投資信託を選べばいいのではと考えた方は正解です。
詳細は別途解説のページを準備してます。ご興味のある方は本ページの最終行からしてください。
ちなみに、
72の法則の他には「126の法則」があります違いは以下の通りです。
「72の法則」は、複利運用で元本が2倍になるまでの期間を計算するための法則です。
「126の法則」は、積立投資で元本が2倍になるまでの期間を計算するための法則です。
具体例で比較
例えば、100万円を投資すると仮定します。
- 72の法則(複利運用): 年利4%で運用した場合、約18年で200万円になります。
- 126の法則(積立投資): 毎月一定額を積み立て、年利4%で運用した場合、積立総額が200万円になるまでには約31.5年かかります。
このように、同じ利回りでも、運用方法によって結果が大きく異なることが分かります。
どちらの法則を使うべきか?
- まとまった資金を一括で投資する場合: 72の法則
- 毎月など定期的に一定額を積み立てていく場合: 126の法則
重要な注意点
- あくまで目安であること: これらの法則はあくまで簡易的な計算式であり、実際の運用成果を保証するものではありません。市場の変動や金利の変化などによって、結果は大きく変わる可能性があります。
- 税金や手数料を考慮していないこと: 実際の運用では、税金や手数料などがかかるため、計算結果よりも実際の利益は少なくなる可能性があります。
2.無理のない資金計画で始める
元本2倍になるまでの期間を把握し、次に考えることは、資金の準備です。幾らを幾らに増やしたいのか?と考えるのも良いですが、元本2倍になるまでには時間が必要です、無理のない資金計画で長く続ける運用をお勧めします。
具体的に毎月3,000円を20年積み立てた場合の積立元本は72万円です。年3%で運用できれば、資産総額は98万円になり、26万円の運用益が得られる計算です。
「126の法則」で 42年で元本2倍になります。
元本2倍に42年も待てないって思うお気持ちは同じです。
では年10%で運用した場合いかがでしょうか
126÷10=12.6年です。12年で元本2倍ではより現実的になってきませんか?
3,000円を単純10年10%で計算してみました。
3,000×12カ月=36,000
36,000×10年=360,000
360,000×2=720,000円(元本36万円、運用益36万円)
10,000円を10年10%で積み立てた場合
10,000×12カ月=120,000
120,000×10年=1,200,000
120万×2=240万円(元本120万円 運用益120万円)
たくさんのお金を得たいと思う気持ちはみな同じだと思いますが、まずは少額の無理のない3,000~5,000円程度の無理のない計画をたててください。
3.優位に立つには時間を味方につける。
ここまででお伝えした通り、安全かつ安心して元本2倍を達成するには概10年単位での投資継続が必須となります。30代で始めるよりは20代が優位、子供の将来の為に未成年から始めるとさらに優位に立つことになります。
筆者も子供の為に、3年ほど前から月額5,000円を運用しています。25/1月現在で運用収益率44% 44%÷3=14%(年利率)で運用中です。
子供はまだ9歳なので、十分な時間を味方につけることが出来るのです。
自身の為の投資も大切ですが後世の為の投資も今から行っていくことが重要と考えます。