ADXはAverage Directional Index(アベレージ・ディレクショナル・インデックス)
理解重要度★★☆☆☆
テクニカル指標ADXについて
FXに関する知恵や知識が蓄積されてい行くとより勝率の高いトレード手法を探したくなるのは人間の心理だと思います。
今回は、MT4にもインストールされているADXインディケーターについて掘り下げてみたい。
このADX指標には
ADXライン、+DIライン(プラスDI)-DI(マイナスDI)ラインの3本からなる指標です。
計算式等は本題ではないので割愛します。
ADXの概要は、視覚的にトレンドの転換を察知することが出来る指標です。私の知っている限りこのADXについて正確な情報を掲載したサイトはごくわずかです。
では本題ADXを利用した上昇、下降トレンドの特徴
まず、上昇トレンド時の特徴は、
配列でいうと、ADX以下の+DI以下で-DIとなります。
より具体的に書くと、3線の配列はまず、最上部にADXラインが位置し、その下に+DIラインが上向きで位置し、-DIラインは下向きで最下部に位置します。
ADXラインがそのトレンドの勢いを示し、+DIラインが買い手の勢いを示し、-DIラインが売り手の勢いを示しているのです。
上昇トレンド時には心理的に飛び乗ってでもこの上昇トレンドで儲かりたいといった「買い手の優勢」をADX指標で表現していいるのです。
では、下降トレンドの特徴は
上昇トレンド同様
最上部に-DIラインが位置し、続いてADXラインが上向きで位置
最下部に+DIラインが下向き。このような配列で構成されます。
さらに、トレンドレス(レンジ相場)時には3線がジグザクグチャグチャな感じで表現されます。このADXですがそれ単体で活用しようとして良い結果は出ません。私もADXのみでトレードを行うことはまずありません。
しかしこのゴチャゴチャしたADXですが、思わぬところでその威力を発揮します。単体では、非常に騙しの多いテクニカル指標のように感じられますが、ある指標と組み合わせることで
非常に優秀なテクニカル指標となります。
ADXとの相性抜群の指標につての詳細は今後記事をアップしていく予定です。
つづく・・・