移動平均線で売買サインを知る

トレード手法

移動平均線を用いて売買のポイントを知ることで、自らのチカラでトレードの質と、精度を向上させる事ができます
このページでは、グランビルの法則を用いて、売買の根拠、精度、トレード技術を向上させる為の超優良級のページとなっています。

目次移動平均線から売買のサインを知る
グランビルの法則とは
実際にテクニカル分析をやってみる
負けトレードでも根拠が大事
まとめ

移動平均線から売買のサイン知る

上記画像のチャートを見て頂くと、移動平均線のないチャート(左)と移動平均線のあるチャート(右)は全く同じチャートであるが、左のチャートでは得る事の出来ないサインが右のチャートでは明確に記されています。

下記チャート(右)のaまたはbのポイントが買いサインです。

この買いサインが出た後☆の部分でゴールデンクロス、が出現し、買いの根拠ともなっています。

さらに、短期線(10MA)などが入って入ればパーフェクトオーダーも完成し、上昇トレンドも形成されている事になります。

この売買根拠は「グランビルの法則」と言い移動平均線と価格(ろうそく足)との関係性で売買サインを読み解くトレード技術です。

グランビルの法則とは


米国のジョセフ・グランビル(Joseph E. Granville)アナリストが編み出した投資手法で、移動平均線用いて売買のタイミングを計る法則として超有名です。グランビルの法則では、4つの買い時と4つの売り時から形成されています。
上記の図がその買場4サインと売場4サインです。

 

買いシグナル①~④

下落してきた移動平均線が上昇または横ばいし始め、価格が移動平均線を上抜いたら「買い」

移動平均線が上昇基調にあって、価格が移動平均線を一時的に下回り、再度移動平均線を上抜いたら「押し目買い」
※上記図とは少し異なりますが、私は下記のチャートのタイミングを利用しています。

③価格と移動平均線との乖離が大きくなり価格が下落しても、上昇中の移動平均線とクロスしないまま、再度上昇すれば「買い」

④移動平均線が下落基調にあって、価格が大幅にマイナスへ乖離していれば「買い」
④については難易度が高いので無視しても可。

 

売りシグナル⑤~⑧


⑤価格が移動平均線から大幅にプラスへ乖離しているとき「売り」
⑤については、難易度が高い為無視しても可

価格が上昇基調から下落基調に転じて、移動平均線を下回ってきたら「売り」

Aの売りシグナルは21MAに対する、グランビルの売り⑥です。Bの売りシグナルは75MAに対するグランビルの売り⑥です。
※基本的に売り局面はスピードが速いのでエントリーの難易度は高いと考えて下さい。
下降中の移動平均線を価格が上回っても、トレンド反転が見込めない場合は「戻り売り」
株価が下落トレンドにあって、移動平均線を上回れず、再度下落を始めたら「売り」

余談です、実際の相場においてグランビルの法則①~⑧は、順番通りに出現するとは限りません。上記チャート画像の様に⑧の後に⑦などその時の相場の状況に応じて分析が必要です。
また、上記グランビルの法則8つのうち「買い①、②、③」「売⑥、⑦、⑧」はそのサインを記憶しておいてください。

実際にテクニカル分析をやってみる

では実際にグランビルの法則を用いたサインの検証を行ってみます。用いるグランビルの法則は買い①②③、側のみで行ってみます。

まずは、75MAが十分な下げを行った後のゴールデンクロス、発生からのテクニカル分析を行っていきます。皆様も一緒に見てみましょう。

なお、ゴールデンクロス、デットクロスが分からない方はこちらの記事を参照ください。「移動平均線ゴールデンクロスとデットクロス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テクニカル分析検証結果の画像がこちら

 

 

 

テクニカル分析解説

まず、表示中のチャートの長期線が十分下げて、短期線とのゴールデンクロスするポイントからテクニカル分析を始めます。
検証結果画像「グランビル買①」のポイントが買いサインとなります。さらにこのサインは、短期線、長期線が同時に「グランビルの買①」現象とあってかなり有力な買いサインとなっています。

 

グランビル買②
その後相場は順当に上昇し、いったん短期線を割り込みます。その後、1度目の「グランビル買②」が出現します。ただし、ここは負けトレードになります。
負けの理由を明確にするならば、「大陽線」でのグランビル買②の為つまり、前回の上げ幅を見た投資家が、ここぞとばかりに買いこんだ結果です。
次の足では大陰線となって上げを帳消しにしています。

 

グランビル買②2回目
大陰線を出した後、価格は長期線へ接近をはじめ下がってきますが結果、長期線を割れることなく陽線で押し目が確定します。
押し目が確定した後に再度「グランビル買②」が出現買いサインとなります。ここは長期線へ接近した後のグランビル買②なので
エントリーを逃したくない局面です。

 

グランビル買②3回目
ここの3回目のグランビル買は重要なポイントです。結論はエントリー見送る場所なのですが、その理由としては、直近の高値が前回の高値の価格を下回っているからなのです。
つまり、相場はいったん調整に入ったと言うことになります。

グランビルの法則を実際に検証すると、有益な売買サインを読み取ることが出来たことが証明さえましたね。

負けトレードでも根拠が大事

グランビルの法則をある程度理解できた方は、このグランビルを用いて過去のトレードポイントを再検証してみると良いでしょう。根拠なく買ったポイントや、負けトレードの
ポイントが浮き彫りになってくることで、その経験値が肥やしとなり、次のトレンドに生きてきます。漠然とエントリーして負けた根拠をチャートに落とし込むことで、より一層グランビルの法則の理解につながると考えます。

まとめ

この様に、後付けてでもテクニカル分析を行うことで、トレード技術を磨き、実践トレードでも生き残れるトレーダーを目指してください。
株式投資、FXにおいてもこのテクニカル分析「グランビルの法則」は有効な売買手法として、ぜひ習得しておいてください。

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