越冬について
自然界のアオダイショウは冬眠し冬を越すのですが飼育環境下のアオダイショウは越冬させる事も可能です。越冬にはヒーターでの加温が必要です、我が家の環境は、下部にシートヒーターと上部にダントツ(みどり商会製)の上下ヒーターで加温しています。各々を、熱帯魚用のサーモ付き電源で温度管理し20~25℃を保つ設定、さらに消化不良を防ぐため、給餌の間隔を開けるよう心がけています。ただし水は加温している影響で蒸発が早い為日々チェックし週に2回程度の水変えを行っています。
ヒーターの設置位置
上部のヒーターは底面から30~40cm上部に、下部のヒーターはケージの底面外部に設置します。温度センサー部はケージ内部の温度を感知出来るように設置。下部のシートヒーターの設置注意点としては、ケージの底面全てを加温せず、3分の1程の加温しないエリアを作っています。理由は、蛇は自己で体温の調整が出来ないため、ケージの底面すべてが加温エリアだった場合低温火傷となってしまう可能性があります。そのため、3分の1程加温しないエリアを設けているのです。
越冬時の床材
床材については、通期を通して新聞紙を床材として利用しています。日中の室温が一桁台になってくるころには、新聞チップの量を多めに敷き保温できる環境を作っています。
給餌について
越冬時の給餌については、消化不良によるトラブルを避ける為、注意をしています。量は控えめに、餌についても鶏のささみ等マウス以外の消化しやすい物を与えています。給餌間隔は、3週間から1ヵ月に1度。これは蛇が給餌を求めて来たときに行います。給餌を求めているときの蛇の動きは活発的で、ケージから脱出しようと動き回る行動に出ます。その後が給餌のタイミングと見ています。個体差にもよりますが、家のアオダイショウは幼蛇から3年、身長は1600mm程です。1ヵ月給餌が無くても問題無しです。