VLOOKUP関数の「#N/A」対策はXLOOKUP関数で一発解決

XLOOKUP関数の使い方（基本編）

最もよく使うのは、最初の3つの必須引数だけを使った「完全一致検索」です。

1. 検索結果を求めたいセルを選択

値を表示させたいセルをクリックします。

2. 数式を入力

数式バー、またはセルに「=XLOOKUP(」と入力します。

3. 「検索値」を指定

探したい値が入っているセル（例：A2）をクリックします。

=XLOOKUP(A2,

4. 「検索範囲」を指定

「検索値」が含まれている列全体または範囲（例：D:D）を指定します。

=XLOOKUP(A2,D:D,

5. 「戻り配列」を指定

検索結果として返したい値が含まれている列全体または範囲（例：E:E）を指定します。

=XLOOKUP(A2,D:D,E:E)

6. 確定

数式の最後に）をつけ、Enterキーを押して確定します。

これで、D列からA2の値を見つけ、E列の対応する値を返すことができます。

XLOOKUP関数参考画像 VLOOKUP関数との比較

知っておきたい応用技！省略可能な引数の活用

1. 検索値が見つからないときのエラー対策

「見つからない場合」の引数にメッセージを指定することで、エラー値「#N/A」の代わりにわかりやすいメッセージを表示できます。

• 数式例: =XLOOKUP(A2, D:D, E:E, **"該当なし"**)

• 結果: 検索値が見つからない場合、「該当なし」と表示されます。

2. 下から上へ検索したい（最終行のデータを取得）

「検索モード」引数に-1を指定すると、リストの下（末尾）から上（先頭）へ検索します。同じ値が複数ある場合に、一番新しい（最後の）データを取得したいときに便利です。

• 数式例: =XLOOKUP(A2, D:D, E:E, "", 0, **-1**)

3. 近似値検索（範囲検索）

「一致モード」引数に1または-1を指定すると、完全一致する値がない場合に、近似値を取得できます。

• 1: 検索値より次に大きい項目を返します。（一致がない場合）

• -1: 検索値より次に小さい項目を返します。（一致がない場合）