これから蛇を飼って見たい方。蛇との暮らしに興味がある方。既に飼っている方筆者の飼育経験をQ&Aにまとめて見ました。
Q:蛇をペットとして飼いたいけれど難しく無いのか?
A:蛇は犬や猫のように声を出したり毛が舞うことも無く、又毎日の食事や散歩と言ったお世話はあまり必要ありません。お互い観賞せず観賞されずの環境を好む様です。
適切なケージと水入れ、床材(新聞紙)があれば、簡単にスタート出来ます。(毒蛇除く)
※注意点としては、水変えはこまめに行って下さい。他名前を呼んでも喜んだりすり寄ったりはありません。
Q:蛇を飼いたいけれど、周りの了解が得られない。
A:筆者はなんとも申し上げれません。ご自身で了解が得られるように頑張って下さい。何故なら、蛇の飼育では餌を冷凍庫に保管する必要があります。専用の冷蔵庫があれば、別ですが、一般的には餌(マウス)も冷凍食材も同じ冷蔵庫に保管されるのですから。
Q:蛇って臭くないの?
A:無臭です。
が、蛇は自己保身のため、時として大変臭い液体を排出する事があります。例えば、敵やに襲われた時、相手を威嚇するときでしょうか、ストレスを感じた時排泄肛より悪臭を排出します。
※排泄物はもちろん臭います。それは生き物は皆同じでしょう。どんなに美人な、イケメンな人でも排泄物はまでは美人、イケメンとはいかないでしょう。蛇の排泄臭としては、動物園だと想像下さい。ただ乾燥すると臭いは和らぎます。(笑)
Q:月にかかる餌代は?
A:正確に計算した訳ではありませんが数百円レベルだと思います。まず、毎日は給餌しませんし、時には鶏のささみ等でも構いませんつい先日購入したマウス(アダルトMサイズ)は10匹入で2500円程でした。月に3匹でも750円ですね。
Q:ハンドリングはいつも出来るの
A:筆者は無理矢理ハンドリングすることはしません。ケージにそっと手を差しのべ、蛇の気分、タイミングでハンドリングをします。ハンドリングの目安としては、15分から20分程度。給餌を行う前でかつ、排泄肛が盛上がっていない時に行ってます。
※排泄肛が盛上がっている場合ハンドリング中に排泄する可能性があるから避けています。
Q:多頭飼育について
A:基本的には1つのケージに1匹(一人一部屋)の飼育環境が好ましい。繁殖期のみペアを1つのケージで飼育するようです。繁殖については筆者は未経験のため、申し上げる事が出来ません。
Q:拒食になった場合
A:蛇の飼育につきもの拒食ですが、蛇はその個体サイズによって異なりますが、 1ヵ月程食べなくとも餓死する事は無いようです。(幼蛇を除く)私の場合は給餌は基本的におき餌はしません。置いても5分程度その間に食べなければ引き上げます。この程度はまだ拒食とは言えません。数日後給餌するも、5分で引き上げ。(前回同様)その後、十数日間繰り返すのであれば拒食と判断します。ただ大抵の場合はこの十数日の間に食べると思われます。人的に見て拒食と思われても、蛇は実は空腹ではない事のほうが多い様です。餌を食べないと思っていると、脱皮の為の準備だったりと、お世話好きな人程拒食と勘違いしがちです。給餌の量と運動量を蛇側から考えるのも良いでしょう。ただ、拒食の場合は強制給餌を行う必要がある場合もあります。
Q:餌のサイズって
A:筆者は孵化後1カ月の幼蛇期から同居を始めました。とぐろを巻くと掌よりも小さなサイズ身長は60cmほど、餌のサイズもピンクマウスSS1匹から始め、成長とともに2、3匹へ増やし、身長1m前後になると、ピンクマウスM→ピンクマウスL→ホッパーへとサイズアップしていきました。現在の身長はおおよそ1m60cmほどで、胴回りの太いところで、3~4cmアダルトマウスを食べています。給餌間隔は約20日~30日に1回1匹(春~夏場は給餌の間隔を短めの15日~25日)いずれも1度の給餌で、1匹を目安にしています。これは、消化不良を抑制するためです。自己で温度調節ができないので注意が必要です。
Q:寿命について
A:自然界ではおおよそ10年が目安と思われます。長生きの個体では17年間ほど生きた個体もいるようです。
Q:シェルターの大きさについて
A:シェルターは身を隠すための物で、個体の大きさに合わせておく必要があります。筆者は幼蛇期(孵化後1カ月)の個体でしたので、シェルターも小さく今では全く使えません。現在はシェルターは使わず、新聞紙のシュレットくずを敷き、蛇が身を隠すことが出来る環境を作っています。※注意:植木鉢などの穴の開いたシェルターは時として、食後のヘビが穴につかえてしまう事故があるようなので注意が必要見たいです。