専用工具が無くても出来るDIY
セルフリフォームや、DIYで何かを作るには、専用工具は欠かせません。では、専用工具が無いと出来ないか?と言うと答えは出来ることと出来ないことがあります。
専用工具があるに越したことはないですが、一般的にはその工具を持ち合わせていないなかでのDIYが通常です。
今回は専用工具無しで、木材をきれいにカットする方法を体験談を交えご紹介します。
使う工具は、手ノコと鉛筆、三角定規又は、サシガネ、だけ
〈サシガネ〉必須ではありません。
私も含め素人が木工、木材加工で苦手とするのは切断です。
木材の切断の良し悪しはその仕上がりを左右します。
1cm厚の板を垂直に切る程度あれば切断面が多少ずれても遜色ありませんが、2cm以上の木材のカットととなると、その切断面の誤差は仕上がりに影響します。
例えば
材料となる木材の必要な長さをスケールアップしたら、
鉛筆で線を引き、そこからのこぎりで切断していくのが通常。
のこぎりの歯を入れた部分と、反対側で切断誤差を出した経験はあるでしょう?
その様な簡単でも、難しい木材の切断を専用工具を用いずに綺麗に切断する方法を紹介します。
まず、材料の端部を適度に切落とし、定規を作ります。
もしくは、切断面、垂直が取れた木材の端材があればそれを用いてもOKです。
ただし、定規の厚さは2cm以上ある方がベスト、薄い定規ではあてがう意味がありません。
〈厚めのかまぼこ板のようなイメージ〉
垂直が取れているかは、サシガネか三角定規でチェックして下さい。
スケールアップした木材に、木材の定規を当てます。
この時、切断して必要とする側に定規を当てるのがベストです。
その定規を当てたまま、ゆっくりのこぎりを入れていきます。
ポイントは、材料の半分以上切断(のこぎりの歯が入る)するまではその定規を外さない事です。
このようにして切断することで、切はじめ部分と、切終わり部分での切断誤差は小さくなります。
さらに、このような角度のついた木材加工も容易になります。
ソーガイドと言った工具など必要ありません。
木材カットに角度をつける方法です。
例えば、木材でロの字を作る場合、
私も含め素人は、木材の小口をそのままビス止めなどして完成させますが、プロは、小口を45度に切断して接続します。プロと素人では仕上がりが全く違います。
プロとまでは言いませんが、時に任意の角度で木材を切断したと言うときに役立つ方法です。
分度器やヤスコは使用しません。
木材をピンクの様な形状で切り出したいときの方法です。
まず、木材を突き合わせるとこの様な突合せ形状になり、一見どうやって角度を
取ろうか悩まれると思います。
紙や、薄くて柔らかい素材であれば、簡単に折ったり、切ったり出来ますが
固い木材等の切断で、道具や、設備もない場合はちょっとした知恵で解決します。
では早速。オレンジの素材に角度を落とす方法は、
青色の素材と並行に黄色い素材(定規)をあてがい、黄色の素材上部でオレンジ色の素材を
切断します。
次に、切断したオレンジ色の素材を青色の素材へ重ね合わせ、青色の素材の右部分オレンジ色の右側ラインに沿って切断します。
2つの素材を切断するとこのような形状が出来上がります。
この2つの素材を接続すると。
目的とした形状を切り出すことが出来ます。
まとめ
専用工具がなくても、チョットした工夫でDIYで目指す目的物の完成精度がアップします。
実際私も、一通り工具類は持っていますが、簡単木工DIY作業は手ノコとスケール、鉛筆
サシガネ、インパクトドライバーで完結しています。
少しの工夫で、完成度の髙いDIYを目指すお役に立てれば幸いです。